音訳ボランティア 

音訳ボランティアとはデイジー図書をつくるボランティアです。音訳、校正、編集と三つの部門に分かれます 

 

 

【音訳】

聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、以前は「朗読」とよばれていました。目の見えない人、見えにくい人のために、様々なジャンルの本を「目の代わり」として音訳します。デイジー図書は、目で本が読めない人、読みにくい人のために製作された録音物です。一定の基準により音声化します。図書を声に出して読み、録音します。

まず資料を読む前に「この漢字はどう読むの?」「この地名の読み方は?」といったことなど、言葉の読みを辞書やインターネットで調べます。また、資料中の地図や表をどう処理するか、あるいは説明するか、など、音にしてどう伝えるか準備をします。準備が終わったらパソコンなどで、マイクを通して録音しながら読みます。読んだ後は、録音された自分の声を聴きながら、間違って読んではないか、雑音が入ってないか、アクセントが間違ってないかなどを確認してやりなおしをするなど多くの時間を必要とします。

 

【校正】

訳者が音声化した資料を校正します。墨字(活字)原本と照合し、原本通りに正しく読まれているか確認する作業です。著作権法第20条、同一性保持権の観点からも、原本に忠実、かつ正確に音声化することが求められています。加えて、録音図書の校正では原本通りであると同時に、聞いて分かりやすい音声化がなされているかにも注意が必要です。 

作業は、録音されたすべてを、パソコンで録音時と同じスピードで再生しながら聞いていただきます。誤読はないか、音量は適当か、雑音がないか、アクセントが違うことで別の意味にとられはしないか、不明瞭な読み方ではないか、などを校正表に記入していただきます。

 

【編集】

音訳、校正を経て出来上がった録音物を、原本通りのページに移動したり、章や節ごとに移動したり出来るように、また、検索しやすいように、パソコンでデイジー図書として聴きやすい形に整えて、仕上げます。

 

 

以上が音訳ボランティアを形成するの三つの部門です。

 

福岡市立点字図書館では、蔵書となる本のほかに「月刊誌 選択」という雑誌や「点字図書館だより」も音訳製作しています。製作する本や雑誌は、完成しましたらサピエ図書館を通じて全国の方が利用します。その後、新しくできた図書として点字図書館だよりでも、ご紹介しています。

通常、製作する本は平均、3か月から半年間かけて完成します。雑誌は新鮮さが命、分担作業で時間との勝負です。音訳、校正、編集作業を10日から12日間で完成して全国の方にご利用いただいています。



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